白い巨塔2003年版の3つの魅力

テレビとか芸能とか

テレビの人気シリーズとして人気の白い巨塔シリーズの中でも2003年にフジテレビ開局45周年記念ドラマとして放送されたものが個人的にはすごく良かったので、その魅力をまとめてみました。

豪華な俳優・女優が勢揃い!

白い巨塔(2003年版)の魅力の1つは、日本を代表する豪華な俳優・女優が多数出演する事です。
主演の医師・財前五郎役に唐沢寿明、ライバルであり親友でもある医師・里見脩二役に江口洋介を据え、この2人を軸に石坂浩二、黒木瞳、西田敏行、伊武雅刀…といった実力派の役者陣が脇を支えますが、名前だけ見ても誰が主役でもドラマが1本作れるような布陣になっていて、彼ら・彼女らの演技合戦は本作の大きなみどころの1つとなっています。

特に「愛という名のもとに(1992年/フジテレビ)」からお互い切磋琢磨してきた、世代を代表する俳優である唐沢寿明と江口洋介の間には、絶妙なあうんの呼吸が流れていて、見ていてすんなり感情移入する事ができます。

また2003年のドラマなので、当時はまだ駆け出し中だった出演者も多く、佐々木蔵之介、伊藤英明、木村多江といった面々はこのドラマをきっかけに羽ばたき、役者として現在の確固たる地位を築くキッカケとなった、記念碑的なドラマでもあります。

ドラマティックなストーリー展開!

白い巨塔の大きな魅力の1つに、そのドラマティックなストーリー展開が挙げられます。

山崎豊子の代表的な同名小説を原作にしていますが、原作が1960年代のお話という事もあり、2000年代にマッチするよう設定に若干の変更が加えられている以外は、基本的に原作に沿ってストーリーが展開されていきます。

財前役の唐沢寿明と里見役の江口洋介の2人の関係を軸に、愛欲や嫉妬にまみれた権力闘争が展開されますが、複雑な人間関係の基本にある、愛情と憎しみが自然な形で細密に表現されていて、役者陣の熱演とあいまって人間ドラマとしてとても見ごたえがあります。

また、1話の中で起承転結がはっきりしているので、どのようなストーリーだったのかがわかりやすく、1話のラストがちょうど次回のスタート部分と重なるように作られているので、次の展開はどうなるのだろうと期待を持たせる、1話を見終わるとすぐにそのまま次回が見たくなるという、心憎い演出方法を一貫してとってるのも大きな特徴です。

ストーリーを盛り上げるBGM!

白い巨塔のもう1つの魅力に、効果的なBGMの数々が挙げられます。

「映像の世紀」などの作曲を手掛けた事でも有名な加古隆が音楽担当をしていますが、エレキをベースにした哀愁あるメロディラインを奏でる、財前五郎のテーマ曲がとても印象的です。

このメインテーマが主人公の心情に沿って、場面ごとにコードやテンポを変えて流れるので、視聴者が彼に感情移入しやすくなっているばかりでなく、劇中ここぞ!という場面で流れるので、このドラマの代名詞的な存在になっています。

また、エンディングクレジットと共に流れるアメイジング・グレイスや、手術のシーン中に流れるタンホイザーなど、ポップスやクラシックの名曲の数々が効果的に使用されています。

タンホイザーは手術の緊迫感を演出するのに一役買っていますが、最後に流れるアメイジング・グレイスはその静かなメロディが、ドラマを見終わった後に一抹の清涼感と落ち着きを与えています。

見ごたえのある人間ドラマ!白い巨塔のまとめ

豪華な役者陣、ドラマティックなストーリー展開、それを盛り上げる秀逸な名曲の数々と、白い巨塔の魅力を挙げ始めるとキリがありません。

単に豪華な役者を集め秀逸なストーリーや音楽を仕掛ければ、それがよいドラマになるかというと必ずしもそうとは限りません。

そう考えると、役者と製作スタッフがまさに一体となって、この「白い巨塔」というドラマに、並々ならぬ気迫と情熱を持って臨んだのだろうと感じます。

権力のために手段を選ばず邁進する財前五郎と、ひたすらヒューマニズムに徹する里見脩二という、
対照的な2人の医師の姿が印象的ですが、自分が同じ立場だったらどっちと同じ行動をとるか、もし選択を迫られたらどっちの見方につくのか、重要な局面で都度視聴者に訴えかけてくるので、人間ドラマとして色々考えさせられます。

また、ドラマ「白い巨塔」としては、田宮二郎の鬼気迫る演技で有名な1978年版も名作として名高く、こちらも人間ドラマとしてたいへん見ごたえがあるので、2003年版と見比べてみるのも面白いと思います。

参考サイト:トレンドビデオ(https://www.trendvideo.info/

タイトルとURLをコピーしました